危険を制御することなど

一般的な初心者向けのFX投資のテキストでは「損失が生じた時にはナンピン買いによってポジションの価格を低くする」等助言されていると思いますが、正直に言うとナンピン買いにはかなりの落とし穴が潜んでいます。78-18-77

まずはじめに、ナンピンの手法について手短に述べます。78-14-77

仮に100円で1ドルを買ったとします。78-1-77

$買いなので、円安ドル高に推移するほど利益が出ますが、逆に1ドル=95円までドル安が進んでしまった。78-19-77

その状況で持ち続けたとしたら、損がなくなるまでには、損失分、円安ドル高が進まなければなりません。78-6-77

投資家であれば、赤字は早く戻したいと思うでしょう。78-4-77

この状況を乗り切るため最初に買ったのと同じ量のドルを買い増しする。78-11-77

そうしたら、ポジション全体の平均の買い付けコストは1ドル=97.50円まで下げることができます言い換えると、半分の幅で円安ドル高が進めば損を回復できます。78-15-77

この流れがナンピンの理論です。78-12-77

こういうふうに、ナンピンの仕組みを耳にすると、「なるほど」と思ったりするがマーケットはそう易々と上手くはいきません。78-7-77

1ドル=95円より下がらないとは、誰にも分かるわけがありません。

例として、外国為替市場が相当の円高の流れであれば、95円ではとまらず、より円高が加速するリスクが高くなります。

たとえば、1ドル=97.50円でナンピン買いをしたにもかかわらず、95円まで円高ドル安になったとしたらナンピンを入れたポジションも、マイナスが生じます。

その状態では、一番初めに買ったドルとトータルで、二重の損失を被ることになる。

このように、ナンピンは厄介です。

それなら、外国為替市場が自分のストーリー展開とは反対に素早く向ってしまった場合どういった対策で危機の確率を軽減すればいいのでしょうか。

この場面では取れる選択肢は多くはありません。

ひとつめは執着しないで、損を確定する事です。

もうひとりはその段階で、あなたが所持しているポジションを縮小することで再度外国為替市場が元のようになるのをひたすら待つ事です。

ずいぶん主体性のない手段だとおっしゃる人もいるだろう。

だが、自分が所有しているポジションにマイナスが生まれた時最も有効な手段はこれ以外にはないです。

勿論、ロジックのうえでは、ナンピン買いする手法も効果的です。

だがナンピンは、あなた自身が損をしている状態で、買いポジションを整理するどころかそれとは反対に買いポジションを増やしていく手段です。

これでは、危険を制御することなど、やりようがないと思うべきです。

ナンピンをし続ければやがては損を取り返せるかもしれません。

けれども、それより先にお金が足りなくなってしまいます。

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